英語

【マルチリンガールが教える英会話】効率的な単語の覚え方

リスニング力をアップさせる方法、初級編につづき、今回は単語の効率のよい覚え方についてお教えします。

リスニング力が上がらない、その悩みに続き、同じく英語習得において多くの人を悩ませるもの…それが、単語の暗記…

この記事では、マルチリンガールが実践した暗記法をご紹介していきます。あなたもさっそく、単語の効率的な覚え方を学んでいきましょう!

語彙力を手に入れる!単語の効率的な覚え方

語学勉強の一番の難関はここです。単語をひたすら覚えるこの作業で、どれだけの人が諦めてしまうか…

でも、効率的に単語を覚えられさえすれば、英語の習得もぐっと近づきます!

 

単語だけは、どうしてもあなたに毎日続けて欲しい極端な話、単語さえ知っていれば、文法なんか知らなくても英語を理解できるようになりますから。

あなたも日本語の文法、知らないですよね?でも話せる。そういことです。

 

ではさっそく、効率的な単語の覚え方をお教えします。

  • 発音を意識して、頭の中で再生
  • 毎日、単語帳に目を通す
  • 1週間前までさかのぼって復習

 

発音記号を意識しながら、頭の中で再生

自作の単語帳をつくって、時間のあるときに見返して頂きたいのです。

暗記しやすい単語帳!発音まで分かる、オススメの単語帳の書き方英語の勉強が進んでいくにつれて、だんだん感じ始めること、ありませんか? 単語がなかなか覚えられない… そうなんです。語学を習得する上...

 

そして、その時に発音も意識しつつ頭の中でリピートしていって欲しいんです。

口に出せたら最高ですが、電車の中だったりすると恥ずかしいですからね。大切なのは、頭の中ででも必ずリピート!

 

目で見て何となく記憶するだけでは、今まで学校でやってきたことと変わりありません。

発音と、単語のスペル、意味まで、いっぺんに覚るために、脳内リピートは必須。発音を意識して、頭の中で再生しながら記憶していきましょう!

 

毎日、単語帳に目を通す

 

英語に大切なのは、とにかく繰り返すこと。

 

1回10分でいいので、毎日見返してほしいんです。単語帳を朝の出勤時、帰宅時間、そして寝る直前の、計30分。

繰り返し繰り返しやっていくことで、脳が「この情報必要なんだな…」って思ってくれます。だから、

週末にまとめて覚えよう…はダメ!絶対!1回10分を1日3回、その度に発音を気にしながら頭の中でリピートしつつ記憶していきましょう!

 

1週間前までさかのぼる

書き留めた単語をきちんと記憶するには、1週間、その単語に目を通し続けてください。

人の脳は、7回同じことをすると「必要な記憶」として忘れなくなります。これを利用して、英単語を効率的に、あなたのものにしていきましょう!

(日)に加えた単語は、来週の(土)までの7日間のあいだ繰り返してみていく、っていうことですね。

  • 発音を意識しつつ、頭の中で再生
  • 毎日、単語帳に目を通す
  • 1週間前までさかのぼって復習

1回やってみると、意外と出来ることがお判りいただけるはず!この単語学習法さえ習慣になれば、英語の勉強なんて朝飯まえになってきます。

1か月目よりも大変だけど、1か月目をやりきったあなた!2か月目だって乗り越えられるはずです。

 

覚えるべき単語の探し方

単語帳作って毎日復習することで効率的に単語が覚えられることは分かったけど、どの単語から覚えたらいいのか分からない…

そんなあなたは、自分で「覚えるべき単語」を探していきましょう。「覚えるべき単語」とは「あなたが使う単語」のことです。

覚えた英単語を使う機会に恵まれないままでは、自分の成長を感じることが出来ないまま苦労し続けることになってしまいますよね。

 

でも、それだと継続が命の英語の勉強をし続けることが難しくなる。

だから、自分で「使える単語」を見つけ出して、その単語を「覚えたことを実感できる」ものを探す必要があるんです。

 

難しく言いましたが、要は、リスニングに使った教材から単語を見つけ出して、まずはそれを覚える。

覚えたあとに同じ教材を見返せば、今度は意味が分かるから自分の成長を実感できるよね!っていうことです。

 

歌詞を検索、意味を調べる

ここで、先月あなたが頑張って聴いてくれた様々な洋楽がいきてきます。やることは、これだけ!

  1. あなたが聴いていた曲の中から1曲をピックアップ
  2. その曲の歌詞を「曲名 Lyrics」で検索
  3. 歌詞の中の、分からない単語を調べていく
  4. ある程度覚えたら、①に戻って他の曲でループ

サビの単語からスタートしていくと、曲の中で2回、3回と繰り返してくれるので比較的覚えやすいです。

 

そして、大切なのはここ!!

曲の単語を覚えつつ、その曲も聴き続けてみて下さい。すると、覚えた単語の部分だけハッキリ聞こえるようになってきます。

これを繰り返すと「耳で聞こえる音」、「単語の意味」、そして「スペル」までが繋がるようになってきます。

曲の雰囲気が分かるようになるくらいまで、単語を覚えられたら、次の曲に行きましょう!

 

英語字幕で出てくる単語をメモ

今度は、映像コンテンツから獲物(単語)を探しましょう!映画やドラマを見ながら、やってほしいことはこちら!

  1. 携帯を片手に用意
  2. 字幕を英語に設定
  3. 映画を見ながら単語をメモ
  4. 何回も出てきたなあ、というものを覚える
  5. 違う映画で同じことをする

やることは全然難しくないですよね。

今日からは、映画やドラマを、ただ見るのではなく、英単語をメモしながら楽しんでいきましょう

 

最初はほとんどが分からない単語だと思います。でも、その中にも耳に残る単語、何度も繰り返される単語があることに気が付くはずです。

最初は、この「何度も現れる単語」から覚えていきましょう。

 

覚えるべきかの判断基準は「あなたが使うかどうか」

映画、ドラマに出てくる分からない単語、歌詞の中で使われている単語…分からないものが多すぎて、やる気がそがれてきた…

そんなあなたは、覚える単語を選別していく必要があります。

本当は全部覚えられたらいいけれど、その全てを2か月目にして覚えることが出来るならあなたに「英語が出来ない…」なんて、そんな悩みはないですよね。

 

人それぞれ、1日に覚えられる単語数に限界があります。全部を覚えきれないからこそ、覚える単語に優先順位をつける必要があるんです。

でも、よく使いそうな単語とそうでない単語を、いきなり区別するのは難しい。

だから!その単語の意味を調べた時に、「その単語を使って、どんな会話が出来るか」を想像して欲しいんです。

例1

例えば、apologize(謝罪する)という単語があったとしましょう。

この単語を使うには、どんな会話をする必要がありますか?

お客さんに謝る時でしょうか、先輩に謝る時でしょうか。普通の会話で「このあいだ謝罪したんだけどさ」とか、言うでしょうか?

謝罪という言葉を使うよりは、「ごめんって言ったんだけどさ」の方が自然ですよね。つまり、あんまり普段使いしなさそうですよね。

 

こういう単語は、後回し!

 

あなたがすぐにイメージできない会話の単語を覚えたところで、今すぐには使いません。まずは、自分が会話をイメージできる単語から、覚えていきましょう!

 

今ここで後回しにした単語も、よく使われる単語であれば必ずまたどこかで出会えます。

そしたらその時こう思うはずです。何か前に見たことなるな?

そうなったときに、覚えればいいのです。だから今は何も考えず、あなたが使いそうだと思う単語を片っ端から覚えていきましょう!

 

12か月後のあなたの単語数を5000に!

単語を覚えると言っても、どれくらい覚えればいいのかも分からないですよね。

ちなみに、ネイティブ以外の人が、ビジネスでも英語を使えるレベルになるのに、何単語必要かご存知ですか?

 

それは、約8,000語。

 

ええ~?そんなの無理!と思われましたか?でも、それが普通です。

8,000語なんて大きな数字、一気に覚えようとしても無理ですよね。

それにこれはビジネス用。普通の会話なら、こんなに単語は必要ありません。

 

実は、日常的に「話せる英語」にするために必要な最低の語数は5000ほど。

なんで5000だけでいいのか、って?それを今からお話しますね!

 

5000の単語で英語を話す

ビジネスの場面では、より丁寧で、正しい英語の使用が求められます。

でも、普段の会話にその正確性は必要ありません。多少間違えても、他人とコミュニケーションが取れればいいのです。

正確に話せないからって英語を諦めるくらいなら、語数が少なくても、間違っても、コミュニケーションが取れる方が100倍いいんです。

 

英語を話すのに大切なのは、何がなんでも8000語を覚えることではなく言い換える方法を学んでいくこと。

これさえ学べれば、5000語でも「話せる英語」が手に入るんです。

 

例2

簡単な例をだすと、例えばウサギ。ウサギ、という単語を知らない場合に、どうこの動物を説明しますか?

  • 「耳の長い小さな動物」ですか?
  • 「白くて丸い尻尾の、よく跳ねる動物」ですか?
  • それとも「イースターでよく見る動物」ですか?

そう、「耳」「長い」「動物」などの単語を知っていればウサギという単語を知らなくても「ウサギ」を説明できているんです。

そしてこれは、ウサギだけでなく全ての行動にも当てはめることが出来ます。

  • 「飢餓」→「食べ物がない」
  • 「収入」→「もらったお金」
  • 「総合」→「全部集めたもの」

など。

あなたがまず目指すのは右側の表現方法

これが出来るようになったら、より大人っぽい左側の表現に移ればいいんです。少し英語を話す実感が湧いてきましたか?

 

でも、右側のように物事を表現するにも5000語が必要だから、12か月後に5000語を手にするため単語を学んでいくんです!

 

3000語は既にあなたの中に!

さて、5000語で英語が話せるようになるのは分かりましたね。それでも5000かあ…と思ったあなた、安心してください!

 

5000語のうちの3000語は、あなたは既に持っているのです。

 

これがどういうことか?高校終了までに習う英単語の数がおよそ3000語と言われています。

あなたも見たことありますよね。

I,You,Love,Like,Job,Good,Happy,など。

これらも1単語として数えられているので、実はこんな感じの簡単な単語、3000語は既にあなたの中に眠っているんです。

つまり、あなたが新しく覚えないといけない単語は2000語

たったの2000です!

2000語ならいけそうじゃないですか?

 

1日に覚える単語はたったの3つ!

とは言っても、まだまだ2か月目。音楽も聴きつつ、映画も見つつ、毎日20も30も単語を覚えるのはすっごい大変。

それに、そんな無理したら挫折しそう、と思いませんか?

 

でも、最初にお話ししました。

 

言語の最大の敵は、挫折!

2か月目で挫折なんかさせませんよ!笑

 

まずは、初めてでも続けられそうな

「1日3単語」から始めてみましょう!

 

3か月後、4か月後と覚える単語がどうしても増えてくるので、まずは、毎日単語を覚えることを習慣にしていって欲しいんです。

1日3単語、とにかく毎日、やっていきましょ!

 

マルチリンガル英会話2か月目 まとめ

単語の覚え方、少しイメージつきましたか?今日のポイントはこちら!

  • 1日3つ、新しい単語を覚える
  • 覚えるべき単語は、「単語を使った会話をイメージ出来るもの」
  • 効率的な単語の覚え方を毎日実行する

 

今月からが本番です!1か月間やり切ったことで、少し自信が付きませんでしたか?

英語の勉強を普段の日常にも組み込んでいけるんだって。

 

その自信をそのままに、今日からは効率的に単語を覚えていきましょう!