英語のリスニング力を上達させるのに映画や動画がいい、というのを聞いたことがありますか?
今日は、実際に私のリスニング力、語彙力、共に大幅に向上した映画・ドキュメンタリーをご紹介します。好みのモノを探して、ぜひお役立てくださいね。
英語を上達させたい!おすすめ映画
洋画を英語で見ろとも言われたけど、難しさのレベルも分からないし、どれが自分に合っているのかも分からない。
そんなあなたの為に、オススメ映画をご用意してみました!気になるものから見てみてください。
各映画の難易度を☆の数で表しています。映画を選ぶ際に参考にしてくださいね。
初級レベルの映画
初級レベルの映画を選んだポイントはこちら。
- 話すスピードがゆっくり
- スラングがほぼない
- 中学レベルの英語力でも理解できる
- 既にストーリーを知っている
基本的にディズニー、ジブリ系は初めて「英語で」映画を見る方に最適です。
有名であり、映画の内容を既に知っている方が多いので、最初の段階から「英語を聞き取ること」に、より集中できますから。
上の基準を元に、大人でも楽しめる映画を選んでみました!
崖の上のポニョ
基本的に子供たちの会話で成り立っている映画なので、話すスピードもかなりゆっくり、スラングもほぼない映画です。
一度日本語で見たことあるなら、そのまま英語吹替の英語字幕でいっちゃいましょう。
となりのトトロ
説明する必要もないくらい誰でも知っているストーリーに加え、
メイちゃん、サツキのまったりとした会話で全体が成り立ってるため、日本語で見る必要もなくそのまま英語で見始めるのにおすすめの映画です。
スラングもなく、初心者にも取り掛かりやすい映画と言えます。
魔女の宅急便
Phil Portalというサイトで紹介されていたのに触発されて、私も見てみた魔女の宅急便。
キキの成長とそれを見守る大人たち、可愛い世界観にやさしい英語と、ゆっくり進む会話をのんびり楽しむのにおすすめです。
日本語での言い回しやジョークが、どのように英語訳されているのかを知るのにもいい映画ですよ。
アナと雪の女王
ディズニー好きでなくとも楽しめる、アナと雪の女王。
小さなお子さんにも特に人気の高い作品の為、お子さんと一緒に見て楽しむのもアリです。
主題歌を英語で歌える方も多いのでは?アナとエルサの歌の英語版を一緒に歌いながら映画をみるのも「英語を楽しむ」のに最適な方法です。
モアナ
初級レベルの映画、5つ目のおすすめは、ディズニー映画「モアナ」。
やさしい英語が話されていることに加えて、思わず海に行きたくなるような美しい海の映像も楽しめます。
英語版の歌の歌詞もかなり簡単なので、字幕なしでも楽しめる映画の1つです。
ベイマックス
オリジナルタイトルは「BIG HERO6」。日本人の男の子が主人公になったディズニー映画です。
ディズニー映画らしく子供が主人公なので英語レベルもやさしめ。男のお子様と一緒に見てみるのはいかがでしょうか?
中級レベルの映画
中級レベルに選んだ映画のポイントはこちら。
- 日常レベルのスピード感がある会話
- 適度にあるスラング
- 多少英語が分からなくても内容が理解できる
- 英語に変なアクセントが無い
初級よりも、「英語が実際に使われている雰囲気」を大切に、選んでみました。
ただその分、初心者には少々難しいと思います。
映画そのものを楽しみつつ、字幕も駆使してリスニング力を鍛えていきましょう!
ワイルド・スピード 8
アメリカ人が使う日常の言葉、日常的に話す速さなども体感できるのは、ワイルドスピード8。
普通に見てもめちゃめちゃ面白いですが、登場人物の使う英語がかなり日常に近い形で使われています。
英語話者に時々見られる、強いアクセントも感じられません。
何より映像だけでも理解しやすいので、多少早口で話される場面も理解しながら乗り切れます。
程よいスラング加減、ジョーク量もバッチリで、「生きた英語」を感じられます。
ジュラシックワールド
ジュラシックパークに引き続き公開された、ジュラシックワールド。
大まかな流れは前作とほぼ同じで、基本的には恐竜が暴れまわり人間を食べたりするSF映画です。科学的な説明が所々に出てくるので、その辺りでは字幕を付けて見るのがオススメ。
パイレーツオブカリビアン:最後の海賊
パイレーツオブカリビアン:最後の海賊は、笑いあり涙ありの感動映画でした。
英語が完璧に分からなくても映像から内容を推測できます。登場人物が自然なスピードで会話を進めてくれるので、リスニングに慣れてきた方はこの映画にチャレンジしてみましょう。
私は前作を見ずにいきなりこの映画から見てみたのですが、それでも涙を誘われました。英語でも見ても普通に泣けます。
シックスセンス
金曜ロードショーの常連「シックスセンス」。誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。
個人的には、この映画の英語の話されるスピード、聞き取りやすさ、使われる単語の単純さは、限りなく初級に近い中級だと思います。
ストーリーも既に知っている方も多く、馴染みやすいでしょう。
ワンダーウーマン
多少ギリシャ神話の神々の名が出てきますが、それでも英語+英語字幕での理解度はかなり高くなるワンダーウーマン。
結構長い映画ですが、その間ずっと集中してみていられる映画です。
2時間続く長い映画を英語で見ようとすると、特に最初の頃は、頭が疲れてきて最後まで見れないということがよく起こります。
しかし、この映画ではその疲労も感じませんでした。休日のようなまとまった時間がある時に見てみるといいでしょう。
バイオハザード・ザ・ファイナル
洋画ばっかりで登場人物に愛着を感じられないよ!というあなたにはバイオハザード・ザ・ファイナル。
我らがローラがハリウッドデビューした記念すべき映画です。シリーズものではありますが、ゾンビと戦うかっこいいアクションシーンがメインなので前作を見なくとも何となく理解できます。
ミラジョボビッチの英語も聞きやすいです。あとかっこいい。アンブレラという名前だけ事前に抑えておけば、英語でも問題なく楽しめるでしょう。
上級レベルの映画
続いて上級レベルの映画のご紹介です。上級レベルに選んだ理由は次の2つ。
- 話し方に癖がある
- ストーリーが難解なので英語を理解して内容を把握する必要がある
次にご紹介する映画は、何度か繰り返してみることを前提に見始めてみてください。
ファンタスティック・ビースト
私が今まで英語でみた映画の中で群を抜いて難しかった、ファンタスティックビースト。
何が難しいって、主人公のスキャマンダー先生…ボソボソ話すので全っ然聞き取れないよ!涙
加えて、ストーリーの中で主人公たちが処刑されそうになる場面で専門用語が多発。演出に強弱もついていてすごく面白いストーリーではあるのですが、少々上級レベルかなと感じた作品です。
シャーロックホームズ
推理ものの映画の特徴らしく、薬品、化学、心理に関わる単語が次から次へと出てきます。
加えて、イギリス人らしい(?)皮肉やジョークを連発してくるので、これを理解するには英語の言い回しなども知る必要があるな、と感じた映画です。
推理場面になると、より早口でトリックの解説が始まるので、上級者向け。何度も繰り返し見て理解していきましょう。
天使と悪魔
同じく推理ものの「天使と悪魔」。
シャーロックホームズのような推理もの独特の単語に加え歴史も混ざってくるので、ある程度の予備知識が必要になる映画だと思います。
本を読んでから映画を見てみて、自分のリスニング力や英語の理解力を試してみるのもいいかも知れませんね。
LIFE
こちらは、私がタイトル詐欺にあった映画、「LIFE」。生命について感動的な映画かと思いきや、全くの別物でした。笑
火星で見つけた新しい生命体が、宇宙船の中で人間を倒しまくるホラー映画です。
英語が話されるスピードはそんなに早くないので、上級レベルか…と身構える必要はありません。
冒頭部分に多少科学的な用語が出てきますがその後の流れは難しくないので中級よりの上級と言える映画です。
英語の聞きづらさもないので、ホラー系が好きな方はこの映画を試してみてください。ただ血が出てくる系のホラーです。苦手な方はお気を付けください。
スラングだらけの映画
スラングをまとめて学びたい!という方の為に、スラングだらけの映画も1つご用意してみました。選んだポイントはこちら。
- とにかくスラング
- ことあるごとにスラング
- 一言目にはスラング
スラング三昧の映画を見つけたのでご紹介します。
ベイウォッチ
スラング映画の代表は、2017年公開のベイ・ウォッチ。ドウェイン・ジョンソン主演のコメディ映画です。
一瞬だけ涙を誘うようなパートがあるものの、基本的には笑いの絶えない、少々下品な映画と言えます。笑
ただし、今まで見た映画のなかでこれだけのスラングを一度に学べる映画は他にありません。スラングに特化して学びたい!という方に、ベイ・ウォッチは必須の映画です。
社会派のあなたに!おすすめドキュメンタリー
自分は映画やドラマよりもドキュメンタリー派だ!というあなたには、これからご紹介するドキュメンタリーを試してみましょう。
これからご紹介するドキュメンタリーは、字幕を付けて見ているだけで単語も次第に覚えられ、さらにはイギリスの英語にもなじめる、私が特に勧めるものです。
- 英語を話すスピードはゆっくりめ
- ドキュメンタリーなので一般教養にもなる
- 発音もハッキリとして聞き取りやすい
- スラングはなし
BBC(イギリス国営放送局)のドキュメンタリー番組はとにかく「質が高く、英語が聞きやすく、そして面白い」の三拍子が揃っているものばかり。
ここでは、英語の勉強になるBBCのドキュメンタリー番組をご紹介していきます。
初級レベルのドキュメンタリー
プラネットアース/プラネットアース2
地球の美しい風景と、自然災害や人間の及ぼす影響、さらにその自然の中で繰り広げられる生き物たちの攻防まで、2シーズンに渡って楽しめるドキュメンタリーです。
生き物や自然に関するワードなど普段使わないもので溢れていても、それを感じさせないほどの分かりやすいナレーションで、内容の把握は容易でしょう。
何よりストーリーも興味深く面白いので、飽きることなく見続けられます。ちなみに1エピソードは50分ほど。
ブループラネット2
プラネットアースの海バージョン。
海の中と一口に言っても、浅瀬や沖合、また南極などの極寒の海や赤道直下の温かい海など、場所によってそれぞれ異なる生態系が出来上がっています。
生き物たちの生き抜くための知恵や技など、驚きの知識の連続です。
ナレーターもプラネットアースと同じなので、聞きやすく、きれいな英語を学ぶことが出来ますよ。
中上級レベルのドキュメンタリー
ハント
動物たちの驚くべきハンティング能力にフォーカスしているドキュメンタリーです。
上のプラネットアース、ブループラネットと同じシリーズで、BBCお得意の英語の聞き取りやすさ理解のしやすさを誇るドキュメンタリーです。
一体何時間張り付けばこんな迫力溢れる映像を取れるのかと、疑いたくなるほどの迫力ある動物のハンティングシーンと共に英語を学べますよ。
フローズンプラネット
こちらは主に、南極にすむ動物にフォーカスしたドキュメンタリー。
「地球温暖化に苦しむホッキョクグマ」について特に詳しく語られています。
温暖化により氷が解けていくことがどうしてホッキョクグマに影響するのか、どうして彼らの数が減り続けてしまうのか、我々人間に「早急に対策を打たなければ」と訴えかけるドキュメンタリー番組です。
英語の聞きやすさ分かりやすさはお墨付き。ぜひ見てみてください。
コスモス
個人的にはこれがイチオシ!めちゃめちゃ面白いドキュメンタリー番組です。
タイトルから想像できる通り、宇宙や、地球そのものの歴史について語っています。
さらに、人間がどのようにして宇宙に迫ろうとしたか、行くことが出来ないほどの遠くの星々のことをどう知っていくのか、アニメーションも加えながらかなり分かりやすい説明付き。
科学的な話もかなりの頻度で出てくるので、慣れるまでは辞書を片手に楽しむといいでしょう。
科学や宇宙に関しての予備知識なしでも理解できるほど、親切丁寧な解説に驚くこと間違いなし。
そして視聴者を引き込むのが上手い!「英語の勉強」というのを忘れてしまうほど、集中して見れるドキュメンタリーです。
英語の勉強におすすめ映画・ドキュメンタリー まとめ
全22選の映画・ドキュメンタリー紹介はいかがでしたか?気になるものを見つけて、字幕も駆使しながら英語を学んでいきましょう!
大切なのは繰り返すこと。
1回だけではなく、何度も繰り返して見ることで英語の理解力は上がっていきます。
映画・ドキュメンタリーそのものも楽しみつつ、何度も繰り返し見て英語力を鍛えていきましょう